Canonの新コンセプト商品
現在、Canonがクラウンドファンディングで協賛を募っているPowershot Zoomという製品があります。単眼鏡としても使える望遠機能に特化したデジタルカメラです。100mm/400mmの光学ズームと800mmのデジタルズームが利用可能だそうです。コンパクトな筐体ですが、動画撮影も可能で、手ブレ補正機能もあります。スマホと連携すればリアルタイムで画像をシェアすることも可能だとか。お値段も31,460円(税込)とお手頃。
なお、絞りは固定(f5.6~f6.3)で、センサーサイズは1/3インチ、フォーマットはjpegのみと、いくつかの機能は控えめ。
スマートフォンのカメラとの差別化
このズーム機能というのはスマートフォンのカメラとの大きな差別化要因だと思います。スマートフォンのカメラの高性能化は著しく、超高画素数とデジタルズーム(とクロッピング)の組み合わせで素晴らしい撮影ができるようです。他方で、スマートフォンで撮影する望遠写真は擬似的な望遠写真です。構造上、端末自体の厚さを抑える必要がありますのでレンズを重ねるには自ずと限界があります。
「カメラ単体を携帯する意義は?」という問いに対して真正面からの回答をすると、その一つの答えがこの製品ではないかと思い心を打たれたわけであります。
なお、スマートフォン側が望遠機能を強化するための解決策としては望遠レンズ付きの付属部品をスマートフォンに装着するというものがありますのでスマートフォン側に解決策がないわけではありません。(将来的には、端末の裏ではなく上部/下部にレンズを埋め込む形でレンズを重ねるスペースを確保することもありうるのでしょうか。)昨今はカメラ産業の停滞が指摘される事が多いですが、それぞれの利点を生かした競争が続いていただきたいと心から思います。
Canonさんへのお願い
将来的に、このPowershot Zoomの応用として、望遠レンズにフルサイズセンサーを搭載した望遠特化のカメラを販売していただけたらとても嬉しいです。センサー部分を取り外して手持ちのボディにレンズとして装着したり、最低限の機能で良い場合はセンサーを付けて望遠専用カメラとして運用する、というような。また
レンズ自体の資産価値を維持するためにセンサーや各種部品を交換/アップデートできたらとてもおもしろいと思うのです。(そういえばリコーにそれに近い商品がありましたね。)
自体に合わせて新しいコンセプトの製品が生まれる瞬間に立ち会えるということはとてもエキサイティングですね。