プロフィール写真の撮影
先日、職場の業務用のプロフィール写真の撮影がありました。自分の写真が公表されるのは気が進まなかったものでプロフィールには経歴のみ表示されるようにしていたのですが、これも良い経験と考えまして、プロフィール撮影のプロのお世話になることになりました。
事前準備(設営)
撮影場所に指定された会議室に少し早めに赴くと、長机に鏡と簡単な身だしなみを整えるためのグッズ(ブラシや整髪料など)があって、その場で寝ぐせなどのチェックができました。
その後、会議室内に設営された簡易スタジオエリアへの移動を促されます。そこには低めの丸椅子が置かれていて、周辺は紗幕で囲まれています。正面には三脚に固定され望遠レンズを装着したNikonの一眼レフが縦位置で準備されていました。
撮影手順
撮影者と補助者の二名が表情や姿勢などについて随時助言をしてくれます。正面、右側及び左側の三方向から、また、水平、ローアングル、ハイアングルの三方向からもそれぞれ撮影しますので、5分程度の撮影時間中にかなりの枚数が撮影されることになります。
撮影のテンポに大きな貢献をしているのが、補助者の役割でした。撮影者の指示を受けて髪や衣服の乱れをさっと直したり、被写体の緊張をほぐしたりその気にさせるための声掛けをしたり。撮られなれていない人間を相手にするには二対一というこの構造がとても有用だと感じました。
レタッチ技術
撮影から数日後にサンプル写真(レタッチ前)が送られてきて、様々なアングルや表情のものから好みの写真を指定します。その中にスタジオ側からおすすめの一枚がマークされているのですが、これが非常に的確で、迷わずその一枚にしました。
更に数日後、レタッチ後のサンプルが送られてきます。撮影そのものと同じくらい重要なのがレタッチ技術。一般論としてはもちろん承知しているのですが、毎日顔を合わせる自分の写真だとその実感度合いが大きく違います。血色や肌ツヤなどの自然な調整技術に感服しました。そのままその一枚を納品いただくようお願いしました。
今回イレギュラーだったこと
大変恥ずかしい話なのですが、撮影日の二日前に転んでしまい、目元に大きな擦り傷を作ってしまっていたのです。見るも無残な、かなり痛々しいもので、大きな絆創膏を張ったまま当日の撮影会場に向かったのです。その場でリスケジュールのご相談をするつもりで会場に向かったのですが、ご担当者は、それくらいなら調整可能ですよ、と特に意に介さない様子。大きな絆創膏に引っ張られて微妙に目元が歪んでいるし、目元は内出血で腫れているし、これはどうにもならないと思っていたのですが。
レタッチ前のサンプル写真はそれはもう痛々しい正視に堪えない写真だったのですが、プロの技術を信じてレタッチ後の写真を待つと、驚きました。まったく違和感なく修正されているではありませんか!
ストリートスナップを多く撮っていると、写真を部分的に改変する(いわば創造的な)レタッチをしない習慣が身に付きがちです。しかし、これほどの高い技術を目の当たりにすると、作品の幅を広げるためにレタッチ技術(特に創造的なレタッチ技術)を習得する必要があると思い知らされます。
ここで書いたことはどれも取り立てて特殊なものではないのですが、自分が被写体となって、消費者の立場になって、実感できたことに大きな意義があると感じています。
その後・・・
後日談、というほどのものでもないですが、目元にできた擦り傷が見事に擦り傷の跡となって残っています。猛獣に引っかかれたような、地上のもつれの跡のような、荒々しい感じのものが。。もしかしたらこの傷跡とは長い付き合いになるかもしれません。