最近物欲センサーが捉えたもの

2年ほど前にCanon EOS 5D Mark IVとSigma 14mm F1.8 ARTを購入して以来、しばらく心惹かれる機材には出会っていませんでした。が、最近は各メーカーが素晴らしい製品を発表していますね。

近年スマホの台頭に伴って一眼レフ・ミラーレスカメラ、コンパクトデジカメの市場縮小がもはや避けられない状況になってきました。しかし各社ともスマホのカメラとの差別化、競合他社製品との差別化に奔走していて、以前にもまして魅力的なカメラが増えてきているように感じます。私の大判物欲センサーもつい過敏に反応してしまいます。

いくつか最近注目しているカメラをご紹介します。

FUJIFILM GFX 50S

フルフレームのセンサーよりさらに大きい、いわゆる中版サイズのセンサーを積んだモンスターマシン。(他社製品との比較において)圧倒的なコストパフォーマンス。レンズはおろか(私の場合)PCから揃え直さないといけませんのでとても手を出せない領域ですが、この挑戦は素晴らしいと思います。メインのシリーズがAPS-CサイズのセンサーであるFujiが中版で勝負をかけてきたのも大変興味深いです。今度ギャラリーで触ってみようと思います。

SONY α7R IV

スペックお化け。最近のソニーはすごいですね。もし今からカメラのボディをレンズを一からそろえるならソニーにしておけば間違いないと思います。個人的にはまだミラーレスの一眼は一眼レフに追い付いていない部分があると思いますので現状は買い替え予定はありませんが、正直肉薄していると思います。近い将来、ミラーレスが主力となって、一眼レフは好事家のジャンルとなるに違いありません。RX100 Mark VIIも小さなボディに機能全部乗せという感じで、とても魅力的です。

Yashika Y35

全二者と違ってこちらは趣味性の強いカメラです。確か少し前にクラウドファンディングで出資を募っていた商品だと思うのですが、気づいたら商品化されていました。特徴は、フィルム形状のカートリッジ(あらかじめWBやISO感度が固定されている)を装填することで表情の異なる写真が撮れるというもの。デジタル形式のフィルムを好感して撮影を楽しむという感じでしょうか。もっとも、画像自体はボディ内のセンサー及びSDカードに記録されるので、カートリッジはあくまであらかじめ決められた設定を読み込むというものにすぎず、ボディ側にダイヤルでも設定してそこに割り当てれば同じだったろうという突込みが可能です。ここは趣味の世界ですね。かつて、リコーにGXRというユニット交換式の本格的なシステムカメラがありましたが、それと比べるのは適切ではないと思います。

評判を読むと不便さのほうが先行するようで、トイカメラ風のこのセットにトイカメラらしからぬ金額を投資することは少々躊躇われますが、アナログ風の撮影手順を好まれる方には良い選択肢の一つではないでしょうか。

SIGMA fp

パスポートサイズのフルフレームミラーレスです。物凄い意欲作です。

DPシリーズやDP Quattroを愛用しておりますので、正直foveonセンサーを採用しないことへの不満はあります。しかし、それ以上にこの大胆なコンセプトに心惹かれます。既存のキャノンマウントのSIGMAレンズが気軽に使えるなら是非手に入れてみたいです。気になるのはお値段ですが。。

と、最近気になった製品を備忘も兼ねて書き連ねてみました。臨時収入、何かないかな~