Appleが新しいiPhoneを発表しました。
Proモデルは前評判通り背面3眼構成です。標準(広角)、超広角、望遠のようです。
11のサイズはXRとまったく同じようです。(つまり小型化への回帰は見られない)
今まで弱点だった暗所での撮影性能が大幅にアップしたようです。
XSやXRと比べるとお安く購入可能なようです。手持ちのiPhoneを下取りに出せば更にお安くなるよう。
現地でのプレゼン動画は見ていませんが、webでの紹介文やニュース記事を読む限り、今回のiPhoneの売りは、カメラ性能とA13チップによる高速動作に集約されるようです。
詳細は他メディアからの続報にお任せするとして、個人的雑感をば。
近年のスマートフォンの高機能化、とりわけカメラ機能の高機能化には目を見張るものがありますよね。画素数はもちろん、豊富なレタッチソフトやSNSとの即時の連携の便利さは素晴らしいものだと思います。それはデジタルカメラ市場の縮小傾向にダイレクトに反映されているように思います。もはやカメラを単体で購入するのは一部の好事家に限定されていくのでしょうか?
いわゆるブツ撮りやテーブルフォトでは正直スマートフォンで困ることはあまりないと思います。日本特有といわれるあの強制的なシャッター音は辟易しますが、それもソフト的な対応ができますし、ボケ味もデジタル処理で違和感なく表現できちゃいます。
これに対して、スナップフォトはどうでしょうか?私にとっての最大の関心事はこのジャンルの写真にどこまで対応できるのかということですが、現状まだ不足がある(すなわち王道のデジタルカメラに分がある)と思います。それは、即応性、操作性の二つの観点からです。
即応性、すなわち、シャッターチャンスに即座に反応してシャッターを切れるか、という点。(手持ちのiPhoneでしか検証できませんが)カメラの起動と撮影をスマートフォンの液晶を観ずに操作することは現状困難です。例えば、あるボタンを強く押せば予め設定した条件で写真が撮れるようになればこの点はケアできますね。
操作性、これはスマートフォンの大型化・薄型化と相反する条件です。薄くて大きい高級電子機器であるスマートフォンをとっさに構えてスナップフォトが撮れるかというとやはり難しいのではないかと思うのです。カメラの起動と撮影を片手で完結させることもできませんよね。ただ、これはスマートフォンに装着する高機能なグリップが開発されれば一気に解決されるような気も。
私の提案
液晶は小さくて良い、通信機能も最低限で良い、カメラに簡単なOSを載せたコンパクトデジカメ、作ってほしいです。例えばリコーさん、現状のGRのサイズ感を維持しつつ、レタッチソフトが使えてSNSや他の端末と連携できる通信機能が揃えば、最高だと思うのです。大きな液晶も複数のレンズも私はいりません!
余談ですが、、
iPhoneよりもApple Watch Series 5の方が気になってます。カメラ搭載のスマートウォッチが他社から発売されているようですし、将来的にはAppleからもカメラ機能付きのものが登場するかもしれませんね。