500pxの利用開始から5日間が経過。現在メンテナンス中で写真の閲覧やアップロードができないため、現在までの感想などを簡単に整理します。
高評価となる写真の傾向
露出度の高い眉目秀麗な女性モデルを被写体としたプロ写真家の作品
カラー写真については、彩度を強く、HDRを強く効かせたこってりした写真、モノクロ写真については、高コントラストの写真
超広角、超望遠又はマクロのレンズを駆使した大自然・動物をモチーフとした写真
長時間露光によるネイチャーフォトや建築写真
面白さ
高品質な写真を観られるだけでなく、その写真のExif情報が提供さている場合は、撮影時の条件を知ることができること
国境を越えてウケる写真の傾向を多少肌で感じることができること
何万人もfollowerがいるメンバーが時々メッセージを残してくれること
メンバー間の仲間意識が比較的強く、pulseという評価基準の性質を熟知しているためか、目に留まった写真に気軽にイイネ(vote/♡マーク)してくれる傾向にある
難しさ
自分の写真の平均評価数値(pulseの平均値)が分かることから(但し第三者からはわからない)、下手な写真はアップロードできない。その結果、アップロードできる写真のストックがどんどん減ってきて苦しくなる。いや、すでに苦しい :)
followerが多いメンバーの写真は多くの方の目に留まるため、一気に高pulseになりやすい。その弊害として(私程度の審美眼で観る限り)さほど良いと思えない写真が高評価となり高ランクになることがある。つまり、高品質な写真が多いものの、純粋な写真の出来が評価されるというわけでもなさそう。
特定の国/地域のメンバーが相互に評価しあっている形跡がある。HNや作品タイトルはアルファベットのみ使用可(少なくとも各カテゴリーでの表示時は。作品詳細表示画面ではどんな言語でも良い)とすれば良いのでは。
レタッチ技術が非常に重要なのは言うまでもないが、高評価の写真は大胆なレタッチを施される傾向にあるため、アップロードの際には自分の好みとの折り合いに葛藤することになる。
pulseという評価システムの性質上、アップロード間もない写真にイイネをしてくれる方が多いが、過去の作品はあまり観てもらえない場合があって少し悲しい。他方で、その弊害を自覚して意識的に過去の写真を観てくれる方もいる。
有料会員のメリットに「より多くのメンバーの目に留まること」が挙げられていることからも純粋に作品の良し悪しで評価されるわけではないことが伺われる。アップロード可能数や容量、販売の可否という作品の出来以外の個所で無料・有料の差をつけるようにして欲しい。
運営側の審美眼から良作品を紹介するEditor's Choiceでピックアップされている作品の質にやや疑問を感じる。
今後注力したいこと
高品質な写真の設定やレタッチ技術を引き続き研究し、適度に取り入れる。
過去にお蔵入りさせた写真を見直してアップロードしてみる。
写真自体の出来がより正確に評価に直結するような写真投稿サイトへの切り替えを考える。その結果、双方向型の(SNS型の)場での発信に限界を感じた場合は潔くチャネルを絞る。
一週間じっくり利用してみた感想は以上です。想像以上の収穫だったと思います。500pxを知ってから何年も利用していなかったのですが、ようやく一歩踏み出せました。また経過報告したいと思います。
萌芽